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2018.11.18(日)
ヨミドクターのコラムまとめ

当院院長によるヨミドクターでの連載が、一年間全12回で終了しましたので振り返りの記事です。

「精神科医・内田直樹の往診カルテ」というタイトルは、当時の編集長と院長が相談して決めたものです。
実際には往診と訪問診療は違うので正確なタイトルでは無いのですが、わかりやすさを優先してこのタイトルにしま
した。
院長が認知症の専門医ということもありほとんどの方は認知症の状態にありますが、12の記事を大きく4つのカテゴリー(生活、改善、うつ、その他)に分けてご紹介します。

 

<生活>
在宅医療の基本は患者さんの生活を医療面から支えることです。

外来通院を拒否するけれども訪問診療の受け入れは良好だという方をしばしば経験するのですが、その一例目で印象深い方がこちらです。
在宅医療における精神科医の役割を考えるきっかけになった方です。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20171207-OYTEW238938/…

施設入所後に施設の様々な対応に不満を訴え一人暮らしをしたいとおっしゃる方で、実際に一人暮らしを始めたところ穏やかに生活ができているという方です。
独居高齢者をどう支えるかは今後の大きなテーマになると思います。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180320-OYTET50053/…

親が認知症で子どもが精神疾患というご家庭への訪問診療も行っています。
「8050問題」をご存知ですか?
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20171222-OYTET50022/…

 

<改善>
その2は認知症の改善についてです。

胃ガンで胃切除をしていたために低下していたビタミンB12を補い、血圧が下がりすぎていたため降圧薬をやめてと、いくつかの薬の整理を行ったことで認知症が改善しました。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180129-OYTET50035/…

自宅やデイサービスでの興奮が問題となっていた方が、よく出される胃薬や睡眠薬が原因でせん妄を引き起こしており薬をやめることで穏やかになったということがありました。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180223-OYTET50025/…

嗜銀顆粒性認知症という聞きなれない認知症があります。
アルツハイマー型認知症と診断され抗認知症薬が処方されていた方が怒りっぽくなりご家族や介護者がお困りでした。
抗認知症薬をやめることで穏やかになりました。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180827-OYTET50033/…

 

<うつ>
その3は、うつについてです。
うつと認知症の関係は密接で、認知症にうつ病が合併することもあれば、うつ病ではじまって認知症に移行すること、一見認知症に見えるうつ病などもあります。

重度の認知症で食事を食べなくなった方が、かかりつけ医からも検査を受けた総合病院からも、「検査で異常は無いし認知症だから仕方ない」と言われ、体重も減少してお看取りを考えていたところ、実はうつ病で抗うつ薬によって元気になられた方がいらっしゃいました。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180420-OYTET50034/…

血管性認知症の方では自分が認知症であるという病識が保たれることも多いです。
この病識があることで自分の能力低下を憂いてうつ病をきたすこともあります。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180629-OYTET50006/…

在宅医療の対象となる方は自殺のリスクが高い方も多いです。
自殺のリスクの評価法や、「死にたい」と言われたときにどう対応するかについてまとめました。
特に、自殺の話題を避けないことが自殺のリスクを減らすことは多くの方に知っていただきたいです。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20181026-OYTET50023/…

 

<その他>

最近よく耳にするようになったアドバンス・ケア・プランニングについての記事です。
自分が最後までどう生きたいか、在宅医療では様々なきっかけがあるのでその都度話題にするようにしています。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180529-OYTET50027/…

今後を見据えてオンライン診療も行っています。
在宅医療とオンライン診療の組み合わせは有用だと感じていますが制度面の課題もあります。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180801-OYTET50021/…

最後は、第一回の「なぜ精神科医が在宅医療を始めたか」です。
あれから一年経ちますが、在宅医療に携わる精神科の先生が少しずつ増えているように感じています。
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20171109-OYTEW235623/…

 

一年間、ありがとうございました。

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